北海道は日本の都道府県の中で一番面積は大きく、行政区分は14の支庁(地方自治法上)に分かれています。それぞれの支庁に主要都市が存在しますが、ここでは全国的に馴染みのある札幌と旭川と函館についてご紹介します。
札幌市は人口約194万人(全国第5位)の政令指定都市で、広さは東京23区の2倍弱で、10の区に分かれています。気候は夏は湿度が低く爽やかで、8月の最高気温の平均は26.4℃と過ごしやすいです。冬は北国ならではの積雪があり、1月の最低気温の平均は-7.0℃となっています。雪は多いですが、札幌市内の除雪体制が整っているため、日常生活に影響がでることは少ないです。札幌駅からススキノまでは地下歩道が整備されていて、真冬でも移動が楽にできます。三路線ある地下鉄も雪の影響は受けません。
札幌は北海道最大の都市ですが、市の中心部には大通公園があるほか、近郊には豊かな自然が溢れています。主な産業は観光や農業ですが、北海道の経済の中心として首都圏の企業の支社や営業所が多く存在して、事業を展開しています。冬には世界最大級の雪の祭典、さっぽろ雪まつりが、初夏にはYOSAKOIソーラン祭りなどが開催されて、観光客を集めています。
旭川市は人口約35万人の北海道第二の都市で北海道の中心よりやや北に位置します。旭岳やトムラウシ山などの大雪山系を望む上川盆地に位置し、市内には石狩水系の大小160の川が流れていて、730に及ぶ橋の架かる街でもあります。盆地のため、夏は暑く、冬は寒く、その寒暖の差は70℃近くにもなります。
主な産業は豊富な森林資源を活かした家具製造と、パルプ等の製紙業が盛んです。ほかにも農業や観光にも力を入れていて、旭山動物園は動物の行動展示を中心としたユニークな展示を行っていて、来園者数は日本一になっています。また、魚介の出汁の旭川ラーメンが有名で、旭川ラーメン村にも観光客が訪れます。
函館市は人口約27万人の北海道第三の都市で、北海道の南西部に位置して津軽海峡を挟んで本州と最も近いところに位置しています。気候は北海道としては温暖で、降雪も少なく過ごしやすい街です。1859年の箱館港の開港から外国の窓口となり、日本の中でも西洋文化をいち早く取り入れています。その流れで今もレトロでエキゾチックな街並みが観光客を集めています。
主な産業は観光と漁業で、戊辰戦争の舞台となった五稜郭やベイエリアの赤レンガ倉庫、夜景で有名な函館山やその麓の教会や洋館、湯の川地区の温泉など、街中が観光スポットとなっています。
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北海道に住んで8年になる埼玉県出身の看護師です。東京で知り合った私の旦那が北海道出身だったため、親の介護を機にUターンして北海道に移住してきたのです。私は札幌の総合病院にわりと簡単に転職ができました。今は小さな子供が二人いますが、休みの日毎にドライブやキャンプで北海道の自然を満喫しています。最初は移住に躊躇していた私ですが、北海道に来てよかったと思っています。この気持ちを北海道に憧れている皆さんに伝えたいと思います。