全国の移住者が築いた北海道の歴史

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北海道へのUターンやIターンをご説明する前に、北海道の基本的な情報をお伝えしたいと思います。まず、北海道の歴史を簡単にご説明します。この歴史を知ることで、北海道民の性格や北海道ならではの習慣やルールなどを理解する上で助けになると思います。

北海道の歴史

北海道の歴史は浅く、日本の歴史の中に本格的に登場してくるのも江戸時代の後半です。
北海道にはアイヌ民族が居住していて、そこに本州以南(内地と呼んでいます)から日本人(和人)が移住してきて、今日のようになってきています。和人が移住し始めたのは12世紀頃と言われ、16世紀末から松前藩の前身が置かれ江戸時代に松前藩となりました。当初の松前藩は北海道の南、渡島(函館の周辺)が中心でしたが、内地からの移住者は徐々に北海道の内部へ、そして全道へ広がって行きます。江戸末期には警備の名目で秋田藩、仙台藩、南部藩、津軽藩の人々が北海道へ移住してきたり、北の海で漁をしていた漁民が定住化したり、農業開拓事業が行われたりして人口が増えてきました。
明治初期には札幌を北海道の中心として行政区の整備を進めて、全国各地から移民を募集したり廃藩置県後の没落士族が移住してきたり、兵役と農業開拓を行う屯田兵を導入するなどして開拓村を設立していきました。
このように明治初期は、主に士族層と屯田兵の移民が多かったようですが、その後大正時代にかけて内地の離農者の移住も目立ってくるようになりました。中には地域全体での集団移住もあり、札幌のある石狩を中心に全道に広がっていきました。

北海道への移住者の割合

こうして北海道には日本各地から移住者がやってきて開拓がなされて今日の北海道となったわけですが、やはり移住者が多いのは東北地方と北陸地方で、これだけ移住者全体の7割になります。
都府県別では、青森県が1位、2位は新潟県でそれぞれ約5万戸の移住者がいて、続いて秋田県、石川県、富山県で、以上がトップ5になっていて、いずれも4万戸を超えています。以下、宮城県、岩手県が3万戸台、山形県、福井県、福島県、徳島県、東京都と続いています。最も少ないのは九州や沖縄の地域ですが、基本的には日本の全都府県からやってきているのです。
そして、北海道にやってきた移住者たちは、石狩に最も多く入植し、その数は合計20万戸で、次に歴史ある函館がある渡島、後志地域にはそれぞれ7.5万戸ほどの入植があり、続いて北見、胆振、十勝に多く入植したのでした。入植当初はそのほぼ半数が農業に従事していたようです。

このサイトについて

このサイトについて北海道に住んで8年になる埼玉県出身の看護師です。東京で知り合った私の旦那が北海道出身だったため、親の介護を機にUターンして北海道に移住してきたのです。私は札幌の総合病院にわりと簡単に転職ができました。今は小さな子供が二人いますが、休みの日毎にドライブやキャンプで北海道の自然を満喫しています。最初は移住に躊躇していた私ですが、北海道に来てよかったと思っています。この気持ちを北海道に憧れている皆さんに伝えたいと思います。